エコ・フクロウさん館の誕生

この館には、主人はいない。『室生のエコ・フクロウさん』と呼ばれる”幸福のシンボル”たちが、20年程前から棲みつき、今では千羽を越える。

仕掛人は、館の管理人の”じいさん”だ!
江戸後期の禅僧 良寛を敬愛する自由・自然派。自然・生命の奥深さに気付かされて以来、ネーチャー・アートがライフワークになっている。

エコ・フクロウさんとは

エコロジー《自然に素直で優しい》なフクロウ人形のことである。
野山や海岸などで拾ってきた倒木や流木などに、小枝を輪切りにして、目玉をつけるだけ。
それだけで、唯一無二 個性豊かで 魅力的な人形に変身する。
作風は、自然の営みとのコラボレーション。 あえて、できるだけ作為を控えたシンプルさが、真骨頂だ《無作為の(微)作為》。

大半がユニセックス。個性的な容姿《みんな身体障がい者》と表情がおもしろく、自己主張の少ない、穏やかな眼差しで、それぞれが何かを語りかけているようだ。まるで仏さまのように思える。

たくさんいても、目障りにならず、見飽きもしない。
実に、不思議だ。

エコ・フクロウさんの館の風景と生活

すべてが「自然」ずくしだ。
エコ・フクロウさん作りをはじめ、建物(ログ・キャビン)や内外装(ギャラリー&テラス)、庭園も、ほとんどのものが”手作り”だ。

粗野だが、自然風で!
館の至るところに鎮座し、樹木や草花の陰に隠れている大小のフクロウさんたち。目を合わすだけで和ませてくれる。
さすがに”幸福のシンボル”!

エコ・フクロウさんの館からのメッセージ

本館のテラスや工房、ギャラリーからの眺めは絶品。
目の前の緑が、精霊たちが醸し出すファンタジーな趣きを、引き立ててくれる。

それぞれに自由かつ楽しげそうに集う様子は、平和そのもの。
互いに比較しあう様子もなく、自他も感じさせない。
すべてが本質的とも言うべき 1つの生命(=意識)エネルギーで作られ つながっている感覚だ

人間が生き辛くなってきて、ようやく時代は、自然回帰へとシフト。今一度、本来の自然とは何かを問い直す必要がありそうだ。
その答えは、エコ・フクロウさんたちが、全身全霊をもって教えてくれているようだが。。

まずは、人間も動・植物・鉱物と同様に、自然の一部であることを、再確認することから始めたい。

所在地/連絡先

〒633-0422
奈良県宇陀市室生下田口 1999

電話 090-7609-5595   西 史嗣

※ 来訪に関しては、必ず事前にご連絡ください(原則、1日1組とさせていただいております)。
※ エコ・フクロウさんは、原則として販売しておりません。

①この橋を左折