目は心の窓だ。目力(メヂカラ)だけで、仏のような慈愛や人としてのやさしさの心を伝える。エコロジカル《自然に素直》なフクロウ風の人形のことである。
野山や海岸などで拾ってきた倒木や流木などに、廃材などに、小枝を輪切りにして、目玉をつけるだけ。
それだけで唯一無二、個性豊かで 魅力的な人形に変身する。
作風は、諸行無常 自然の営みとのコラボレーション。 あえて、できるだけ作為を控えたシンプルさが、真骨頂だ《無作為の作為》。

大半が中性?? 個性的な容姿《みんな耳も鼻、口もなく身体障害者かも》と表情がおもしろく、自己主張の少ない、穏やかな眼差しで、それぞれが何かを語りかけているようだ。まるで諸法無我を体現した仏さまの化身のように思える。それ故、慈眼(JIGEN)さんと呼ぶようになった。

たくさんいても、目障りにならず、見飽きもしない。
実に、不思議だ。
従って、世間でいう木工のクラフト作品(技能を磨き腕を振るう、創作芸術)とジャンルが異なる。意図したり、技工をこらしてはならない無我の世界だ。そこに無為・自然、ピュシス・アートの真髄がある。